ドッグフレンドリーな街ボルドー

フランス南西部の街、ボルドー。美しい石造りの街並みが広がるこの場所は、愛しい家族と暮らす特別な街です。
私の相棒は、6歳になるラブラドールレトリバーの男の子「カラン(Câlin)」。フランス語で「甘えん坊」を意味する名の通り、体は大きくても中身は甘えん坊でツンデレな、大切な家族です。
日本からこのボルドーへと移住を決めたとき、「犬との暮らしはどう変わるか」が一番の心配事でした。しかし、実際に暮らしてみると、その不安は嬉しい驚きへと変わりました。ボルドーは想像以上にドッグフレンドリーな街だったのです。
トラムもバスも、街全体がウェルカム
驚いたのは公共交通機関の寛大さです。トラムもバスも、リードを付けていれば犬と一緒にそのまま乗車できます。
街を歩けば、レストランのテラス席だけでなく店内まで「犬連れ大歓迎」のお店が少なくありません。おしゃれなブティックでも、店員さんが笑顔で声をかけてくれたり、水飲みボウルが出てきたりします。スーパーなどは場所により入れないこともありますが、愛犬を置いていかずに済む場面は日本に比べて格段に多いです。
日本からボルドーへ:愛犬との移住準備
私たちが実際に行った主な準備とポイントです。
- マイクロチップと狂犬病予防接種
EU入国の必須条件。世田谷区の獣医さんが英文のワクチン証明書を作成してくれスムーズでした。
※カランは4歳まで毎年接種していましたが、2021年4月3日、2022年4月5日だったため、2021年分は無効となりました。 - 血清抗体検査
通常は抗体価の検査が必要ですが、カランは継続して2回以上(2022年、2023年)接種していたため、血清抗体検査は免除されました。 - EU公式の動物健康証明書(Certificat de santé)
日本の動物検疫所で最終確認と証明書の発行を受けます。検疫担当者と事前にメッセージでやり取りし、チェックしてもらえたのでスムーズでした。
(※制度の詳細は、欧州委員会(EU)公式のペット移動・健康証明書案内ページ もご参考ください) - 現地での住まい確保
フランスではペット可の物件探しで「犬がいる」と伝えると、「だから?何か問題でも?」と聞き返されるほど自然なことでした。
航空会社選び:エールフランスに決めた理由
大型犬の移動となるため、数社の航空会社に問い合わせをして比較検討しました。最終的にエールフランスを選んだのには、主に3つの理由があります。
- ペット対応に慣れていたこと
犬の話をした際、スタッフの方から非常に慣れたスムーズな回答をもらえたことで安心感がありました。 - ケージのサイズ条件が最も大きかったこと
大型犬にとって少しでもゆとりのあるサイズが用意できる点が決め手の一つでした。 - 機体や便に関する細やかなアドバイス
「最新の機体は揺れが少ない」と教えてもらい、該当する便名を親切に案内してくれたことが心強かったです。
※なお、準備の段階で一番大きなケージを買ったものの、自家用車に入らず、フランス出国の際には大きなバンを借りるというハピネスな(?)ハプニングもありました。
言葉の壁も、カランが繋いでくれる
フランス語の暮らしに慣れない頃、カランが一緒だと周囲の人と自然に会話が生まれました。
「なんてかわいい子なの?」
「何歳?」
そんな何気ない道すがらの挨拶が、地元のマダムやお店の人と笑顔を交わすきっかけに。言葉の壁に戸惑う日も、隣で尻尾を振るカランの存在が心を軽くしてくれました。
そんな日常のひとコマひとコマが、私たちにとってかけがえのない宝物です。
フランス移住に伴う書類等で不安なことががあれば、メッセージください。3年前のものですが、私が使った資料を共有できます:)